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最近、バラ栽培のブログやホームページを眺めていると——
「育ちが悪い」「花つきが落ちた」「どうも元気がない」
そんな“悲鳴”のような声が、ここ数年で一気に増えてきています。

夏は、バラを育てる季節ではなく、守りながら休ませる季節です。

バラの摘蕾作業

aiで作成画像
夏のバラの摘雷は昔は考えなかったこと。でも今は夏場の摘雷は必須。バラ栽培法が大きく変わりつつあります。

ここ数年の厳しい暑さを考えると、初心者の方にとっては「バラがぐんぐん育つ時期」というよりは、「バラを休ませる、現状維持の期間」と捉えるのが一番しっくりくるかもしれません。

無理に成長させようと思わず、バラのペースに合わせてあげるのがコツです。


 

夏のバラの状態を例えると?

今の日本の夏は、バラにとっても「サウナの中にずっといるような状態」です。そのため、以下のようなイメージで接してあげてください。

  • 「成長」ではなく「休息」のとき/ 人間も暑い日は昼寝をしたくなるように、バラも体力を温存するために動きをゆっくりにします。新しい枝が伸びなかったり、葉が少し黄色くなったりしても、「今は休んでいるんだね」と見守ってあげることが大切です。
  • 「枯らさない」は立派な成功! /この時期に一番大切なのは、秋の涼しい風が吹くまで、株を健やかに保つことです。大きな花を咲かせようと頑張るよりも、「枯れずに夏を越せた!」ということ自体が、ガーデナーとしての大きな成功と言えます。

 

初心者の方へのおすすめの接し方

気負わずに夏を乗り切るための、ちょっとしたコツです。以下のこともやれる範囲内でやればいいのです。

  • お花はお休みさせてあげる /夏に咲く花は、暑さで小さかったり色が薄かったりします。咲かせるのにエネルギーを使うので、つぼみのうちに摘み取って(摘蕾)、株を休ませてあげるのも優しさです。

  • 地植えのバラへの水やりはときどきします /地植えの水やりは毎日することはありません。でも晴天が3日つづくとさすがのバラも水を欲しがります。早朝にたっぷりと与えましょう。鉢植えの場合は、基本的に毎日早朝に水を与えます。

  • 7月8月の肥料は中止に /食欲がないときにステーキを食べると胃もたれするように、バラも暑い時期の肥料は負担になることがあります。夏の間は無理に食べさせず、涼しくなるのを待ちましょう。

  • 夏剪定はやらない/どうしても整えたい場合は、枯れた枝だけを取り除く、混み合った部分を少し整理するといった軽い剪定に留めると、バラへの負担を抑えられます。

  • うどんこ病や黒点病になった葉を取り除くことは良いとしても/その周辺の葉まで取り除くのは行き過ぎです。


 

結論として

夏の期間は、「秋に美しい花を咲かせるための、大事な充電期間」です。

完璧を目指さず、枯れなかったことを自慢するぐらいのおおらかな気持ちで付き合ってみてください。秋になれば、バラは必ずその頑張りに応えて、素敵な花を咲かせてくれますよ。

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