日本の夏はとても暑い。
最近、バラ栽培のブログやホームページを眺めていると——
「育ちが悪い」「花つきが落ちた」「どうも元気がない」
そんな“悲鳴”のような声が、ここ数年で一気に増えてきています。
マルチングは一見、地味な作業に見えますが、実はバラを「枯らさない」「病気にさせない」ための最強の防御法なのです!
ではバラの根まわりの地温は何℃に?
地植えのバラでは+10℃
鉢バラでは+15℃
バラ栽培へようこそ!バラは「花の女王」と呼ばれるだけあって、少しデリケートな一面もあります。
初心者が「これだけはやって!」と言われるのがマルチング(株元の土を覆うこと)です。
もしマルチングをしないと、バラは常に高温と寒さにさらされます。
そうすると2つ困難に直面します。あなたのバラは耐えられるでしょうか。
バラの根っこは意外と繊細。鉢植えや庭の土が直射日光にさらされると、土の中の温度はお風呂以上の温度まで上がり、根っこが茹だってしまいます。逆に冬は凍結のダメージを受けます。
マルチングがあれば: 断熱材(お布団)の役割を果たし、根っこを優しく守って「適温」をキープしてくれます。
せっかくあげた水も、土がむき出しだと太陽にどんどん横取り(蒸発)されてしまいます。また、土がカチカチに固まって、水が染み込まなくなることも…。
マルチングがあれば: 水分の蒸発を防ぎ、土をふかふかの状態に保ってくれるので、バラがいつでもお水を飲めるようになります。
初心者さんが夏に失敗しやすい原因は、ほぼこれです。
葉がチリチリになる
朝は元気、昼にグッタリ
病気や根腐れが急に出る
多くは「病気」ではなく 根が暑さで弱っているサイン
マルチングは失敗を未然に防ぐ一番かんたんな方法です。
マルチングをするのは梅雨明けから9月上旬まで
一年中ずっとマルチングをするのは、あまりおすすめできません。
マルチングをすると、土の中の水分が外に逃げにくくなり、土がいつも湿った状態になりやすくなります。
その結果、根が傷んでしまう「根腐れ」が起こることがあります。
また、マルチングには雨がはね返るのを防いで、黒点病を抑える効果があると言われることもありますが、その効果はそれほど強くありません。
マルチングだけで病気を防ぐことは難しく、決定的な対策にはならないと考えてください。
鉢バラについてはマルチングの他に、二重鉢や鉢の下にレンガを置いて鉢底の風通しをよくする等の対応を併用されると、さらに良い効果が期待できるでしょう。
多くのバラファンが「鉢植えならこれ」と太鼓判を押す資材です。ホームセンターで買い求めることができます。
デメリット: 少し価格が高めなこと
庭には5㎝の厚さで、鉢には3㎝の厚さが目安です。
役目が終わったチップは撤去します。土に混ぜこむことはおすすめできません。
2.当店販売のマルチング材「お馬さん」
庭には3㎝の厚さで、鉢には2㎝の厚さが目安です。
役目が終わった「お馬さん」は土に混ぜこむとバラは喜びます。
価格面でおすすめします。
3.もみ殻 ホームセンターで買い求めることができます。
鉢バラにはお勧めしません。もみ殻が鉢底に落ち込むと水が鉢内に滞ることになります。
庭には2~3㎝の厚さが目安です。
役目を終えたもみ殻は土の中に混ぜることができますが土中のチッソを奪う・酸欠を招く恐れがあるので、数か月をかけて少しずつ何回かに分割して土に戻します。このとき少量の油粕を土に施すことでチッソ飢餓を防げます。
マルチングをするだけで、薬剤散布の手間が減り、水やりの失敗も激減します。まずはホームセンターで「バラ用のバークチップ」を1袋買って、株元に5cmくらいの厚さで敷いてみてください。それだけで、あなたのバラの生存率はグンと上がります!
注意点: すべてのマルチング材に共通ですが、株の根元(接ぎ木の部分)にマルチング材が接触しないように、少しだけ(3㎝ほど)隙間を空けて空気を通るようにしてあげると完璧です!
また高温期が去ればマルチング材は撤去することをお勧めします。
真夏の日差しで地表温度が50〜60℃近くになることもあります。
根が浅い位置にあるバラでは、**高温による根の損傷(根焼け)**や根活力の低下が起こりやすくなります。
特に鉢植えや浅根性の品種では、日中の乾燥ストレスを減らし、根の活動を安定させます。
店主不在の時はのちほど当店からお電話させていただきます。